こんにちは!
アラフォー主婦わんまるです。
いつも読んで頂きありがとうございます。
不妊治療を始めると、慣れない言葉や初めて聞くお薬の名前ばっかりです。
わたくし臨床検査技師ですが、それでもハテナばかりでした。。。
不妊治療歴が長くなり体外受精までやると、だいたい覚えてきます。
病院や先生の方針で処方されるお薬は違うこともありますが、名前は違うけども目的は一緒のものが多いです。
また実際に自分が使ってみて副反応の有無も併せてまとめました♪
参考になれば嬉しいです!
不妊治療に使われるお薬
不妊治療に使われるお薬は、大きく分けて5種類です。
- 排卵誘発剤
- 卵胞・黄体ホルモン剤
- 卵胞ホルモン剤
- 黄体ホルモン剤
- GnRH剤
それぞれ目的が異なり、使う場面も異なります。
不妊治療のお薬・排卵誘発剤
排卵誘発剤は、質の良い卵を多く育てる目的で使われます。
排卵誘発剤の作用機序は2通りあります。
- 脳の視床下部に働きかけ、卵が育つように命令するお薬
- 直接卵巣に働きかけ卵を育てるお薬(主に注射)
代表的なお薬の名前は以下の通りです。
1、脳の視床下部に働きかけ卵が育つように命令を出すお薬
- クロミフェン(飲み薬)
- クロミッド(飲み薬)
- セロフェン(飲み薬)
- セキソビット(飲み薬) など
治療が始まると、これらのお薬を処方された方も多いと思います。
卵子の質は重要です!
卵子の質にかかっていると言っても過言ではない!
私も遠い昔、飲みました!
昔すぎてはっきりとは覚えていませんが、副反応は無かった気がします。
眠気とか頭痛もなかったような・・・
他の注意点としては、誘発剤を飲むと双子の確率が少しだけ上がるようですね。
2、直接卵巣に働きかけ卵を育てるお薬(注射)
- フォリルモンP(FSH剤)
- フォリスチムペン(FSH剤)
- ゴナピュール(hMG剤)
- フェリング(hMG剤)
上記のお薬は、主に体外受精で使われるお薬です。
私は、体外受精ではないけど飲み薬の代わりに、フォリルモンPを注射したこともありました。
腕に打ってもらったら、痛すぎてびっくりした記憶があります。
体外受精の時は、自分でお腹に打ったりしたけど、もうお腹に打つ時点で痛い・・・
実際に打ったことがあるのは、フォリルモンPとフェリング。
どっちをどう打つかは先生次第ですが、わたしはフェリングを打った方が卵胞が良く育ちました。
これらの注射を体外受精時で使う場合は、質の良い卵をたくさん育てて採卵するために打ちます。
だから、卵胞がたくさんできてお腹がぱんぱんに張る感じがしました。
不妊治療のお薬・卵胞・黄体ホルモン剤
卵胞・黄体ホルモン剤の目的は、無排卵をつくること。
また、避妊薬としても使用されます。(いわゆるピルです)
代表的なお薬は以下の通り。
- プラノバール(飲み薬)
- トリキュラー(飲み薬)
生理不順の方のコントロールや、体外受精前のコントロールで処方されることが多いと思います。
私は体外受精前にプラノバールでコントロールしました。
これを飲むと1周期を損した気分になるわけですが、卵巣をお休みさせて良い状態にするためなので、今思えば良かったかなと思います。
不妊治療のお薬・卵胞ホルモン剤
卵胞ホルモン剤は、子宮内膜を育てることや排卵誘発を目的とします。
子宮内膜が薄いと受精卵が着床しずらくなるので、ふかふかベットをつくってあげるためにお薬で補うことができます。
卵胞ホルモンの補充や月経不順の治療にも使用されます。
代表的な卵胞ホルモンのお薬は以下の3つ。
- プレマリン(飲み薬)
- エストラーナテープ(張り薬)
- ジュリナ錠(飲み薬)
体外受精時はお薬で完全にコントロールするため、エストラーナテープとジュリナ錠は必須でした。
エストラーナテープは2枚貼りから3枚・4枚と排卵日まで増やしていきます。
副作用は特になく、かゆみも若干あったかな?くらいでした。
不妊治療のお薬・黄体ホルモン剤
次は黄体ホルモン剤です。
プロゲステロンは、受精卵の着床率を高め妊娠の維持をになう大切なホルモンです。
黄体ホルモン不全では、黄体ホルモン剤を飲むことも多いでしょう。
代表的なお薬は以下の通り
- ルトラール(飲み薬)
- デュファストン(飲み薬)
- プロゲストン(注射)
- プロゲテポー(注射)
- ウトロゲスタン(膣座薬)
- プロゲスタン(膣座薬)
飲む薬・注射・膣座薬と色んな種類があります。
体外受精時に処方される膣座薬。
膣に入れるお薬なんてあったの?ってビックリしたのを覚えてます。
不妊治療のお薬・GnRH剤(LHサージ抑制剤)
最後はGnRH剤(LHサージ抑制剤)です。
主に体外受精時に排卵誘発剤と併せて使用することが多いです。
お薬で排卵を促しながら成長させつつ、このGnRH剤で成熟排卵が排卵しないようにストップをかける役割です。
体外受精ではお薬で育てた卵胞を採卵しなければならないので、この排卵抑制剤は必須です。
排卵抑制剤の主なお薬は以下の通り
- スプレキュア(点鼻薬)
- ブレセキュア(点鼻薬)
- セトロタイド(注射)
- ガニレスト(注射)
スプレキュアは人工授精時にも使用され、単発で使うと排卵を促し排卵日を作ることもできます。
体外受精時には連続で使うことにより、排卵を抑制します。
私がロング法で顕微授精をした際はスプレキュアとガレ二ストを併用しました。
この時は1日3回の8時間おきに注射しなければならず、結構めんどくさかった・・・
排卵日をきめたら、その3日前からガレ二ストの自己注射。
これまた痛いのよーーー
不妊治療のお薬・まとめ
代表的なお薬や、過去に私が処方されたお薬などをまとめてみました。
他にもたくさんのお薬があり、最初はテンパります。
特に体外受精は、お薬だらけです。
少しでもお薬に疑問を持ったら、先生や薬剤師さんにちゃんと尋ねて理解することが大事です。
処方されたお薬が合わないときも、ちゃんと相談しましょう。
また、妊婦にとって大切な葉酸もしっかりとっておこう!
参考にした書籍はこちらです。
ふたりで取り組む赤ちゃんが欲しい人の本―妊娠力アップから不妊治療まで
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紹介したお薬の目的は一例で、様々な使われ方がありますので医師の処方にちゃんと従ってくださいね。