こんにちは!
アラフォー主婦わん丸まるです。
体外受精や顕微授精での話になるので、そこまでの不妊治療をやったことがない方は、何の話?ってなるかもしれません。
ざっくり簡単に説明すると、体外・顕微授精によって取り出してできた受精卵を形などをみてA~Cを用いて表し、評価をつけます。
▼クリニックでもらった表
この胚盤胞のグレードは、体外受精や顕微授精をした本人にとって、とってもとっても気になることろです。
私の通っていたクリニックでは、胚盤胞がどのグレードなのか写真と一緒に説明がありました。
実際に写真とグレードを比較しながら、解説していきます。
初期胚のグレードの見方
初期胚の評価は「Veeckによる分類」で行います。
以下の表はクリニックでもらった資料です。
初期胚はG1〜G5で評価され、フラグメンテーションの有無で決まるようです。
私は初期胚移植をしたことがなく、すべて胚盤胞移植だったので初期胚についての写真は残念ながらありません。
胚盤胞のグレードの見方
お次に、胚盤胞のグレードの見方についてです。
受精卵は、受精卵→初期胚→胚盤胞と成長していきます。
この順調に成長した胚盤胞のグレードは、先ほどの初期胚のG1~G5といい表現ではなく、数字とABCで表します。(ややこしいよね)
よく見かける4ABとか5BCとかは胚盤胞のグレード表記です。
(例)4AB
- 4とは胚盤胞のステージ(成長の進み具合)
- Aとは内部細胞塊(胎児になる細胞)の評価
- Bとは栄養外胚葉(胎盤になる細胞)の評価
数字は胚盤胞のステージ評価(成長の進み具合)
Blast1:初期胚盤胞
Blast2:胚盤胞(内腔が少しある)
Blast3:完全胚盤胞
Blast4:拡張胚盤胞(透明帯を薄く押し上げている状態)
Blast5:孵化中胚盤胞
Blast6:脱出胚盤胞
凍結するときはこの3〜4の完全胚盤胞~拡張胚盤胞の状態が多いようです。
移植する際に融解すると、5の孵化するところまで育った胚盤胞になって移植した。などの記事も読んだことがあります。
この3~4の完全胚盤胞~拡張胚盤胞になるまでに約5〜6日かかります。
これを5日目胚盤胞や6日目胚盤胞と言います。
5日目の方が良好胚のようですが、6日目胚盤胞でも妊娠した記事はたくさん見ました。
あとは、数字の後ろのABCの組み合わせですが、クリニックでもらった資料はこちらです。
これらを考慮すると、5日目胚盤胞の4AAや5AAが最もグレードが高い胚盤胞と言えますね。(あくまでも表で考えたらね)
胚盤胞のグレードと妊娠率
胚盤胞のグレードは患者にとって、かなり気になる評価です。
じゃあ、4AAでは妊娠率はどうなの?
4CCではダメなの?
ぶっちゃけ妊娠するか否かは神のみぞ知るなのですが・・・
色々調べると、初期胚についてはG1やG2が良好胚と言われ妊娠率は高く、胚盤胞についてはAA・AB・BA・BBくらいまでが良好胚のようです。
5日目胚盤胞と6日目胚盤胞では、5日目胚盤胞の方が妊娠率は高いようです。
クリニックによっては妊娠率をホームページに載せている施設もありますが、グレードまで細かく書いてあるところは見つけられませんでした。
年齢別や初期胚、凍結胚盤胞と大まかに分けて成績を載せているところが多かったです。
病院選びで悩んでいる方は、一度ホームページで確認してみると良いと思います。
胚盤胞のグレードを写真で徹底比較!
実際に顕微授精をした時に写真をもらったので、グレードとあわせて比較していきます!
私が2人目不妊で顕微授精で採卵し胚盤胞となったのは、6っ。
【5日目胚盤胞】
- 4AA × 2
- 4AB × 1
- 4BB × 1
- 3AA × 1
【6日目胚盤胞】
- 4BA × 1
かなり良い結果でした。
その胚盤胞の写真がこちら▼
どの胚盤胞が、どのグレードか説明は受けていないので、あくまでも私の予想です。
まず、日付から分かるのは6です。ひとつだけ、6日目胚盤胞なので、
6は4BAです。
次に、2は他の胚盤胞よりも小さいのでBlast3の完全胚盤胞だと思います。
よって2は3AAです。
残りの1、3、4、5ですが、これらが4AA、4AA、4AB、4BBになりますが、全部似た感じですよね。
強いて言えば、4と5が4AAのような気がします。
※この胚盤胞のグレードは、施設や培養士さんの判定にも差があると思いますのでこの写真が絶対ではありません。
これらの写真をみると、ちゃんと胚盤胞になってるのがわかりますよね。
しかし、これはどうでしょうか?
↓
これは私が以前に移植した時の胚盤胞。
グレードは4BB胚盤胞でした。
受精卵→2細胞→4細胞→8細胞→桑実胚→胚盤胞と育っていきますが、これは胚盤胞と言うより桑実胚のように見えます。
凍結胚を融解すると、拡張や収縮を繰り返すそうですがこの写真も、もしかしたらその過程途中だったかもしれません。
にしても綺麗な胚盤胞とは言い難い・・・
この写真をみた時は、妊娠できる気がしないと直感で思いました。
そして実際にその直感は当たっていて、この時の移植は残念な結果になりました。
この時の4BBでは妊娠には至りませんでしたが、1人目を妊娠できた時は4ABがダメで4BBで妊娠して出産まで出来ました。
2人目はこの写真にもある4AAの胚盤胞で妊娠に至っています。
胚盤胞のグレードはAがつく方が良いとされていますが、私のように4BBでも妊娠できたので、その辺も参考になればいいなと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
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